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2010.08.19

参議院・県知事・県議補選そして泰阜村長選挙

 7月11日から8月8日までの間に、参議院、長野県知事、長野県議会議員下伊那選挙区の補欠選挙、そして泰阜村長選挙が実施された。選挙は、民主主義の原点といっても、これだけ多いと大変。というのは、期日前投票という制度になり、ずっと投票所を開いている。田舎の村にとって、これほどの無駄はない、と思うのだが、国が決めたことはやらなければいけない。投票率70%を超えている自治体には、選択権を与えて、期日や時間を自由に設定できるようにしてくれれば、経費節減につながると思うのだが。政権与党も代表選挙にばかり熱中せず、少しは現場のことも考えて政治をやってほしい。
 さて、参議院選挙では、管内閣で過半数をとれる、というはずが、うまくいかなかった。消費税発言が影響したと個人的には思うのだが、各種評論を読んでいると、消費税だけでなく、政治と金の問題や鳩山内閣、つまり民主党政権の不安定さなど、複合的な要因らしい。政権交代一年で結果を出すのは、無理でもう少し長い目で見ることはできないのかなあ、と感じているが国民の選択だから冷静に受け止めることにしよう。
 長野県知事選挙は、政党で色分けされることになり、我々も難しいことになった。長野県民としていえば、政党対決などということではなかったはず。国会議員が応援に来るような選挙になってしまって、何か違うなあ、という感じを持った人が多かったのでは、と思う。私の思い過ごしであればいいのだが。南北に長い長野県は、それぞれの地域にそれぞれの課題があり、民主党だからいいとか自民党だからいい、という話ではない。また、田中、反田中といった話もでるが、世の中の動きをみていると、田中時代がよくて、そのあとが悪いとか、田中時代が飛んでもない県政で、そこへ戻っては困るなどといった見方は古く、もう時計の針が戻るようなことはない。つまり、新たな県政は、県民こそが作り上げていく、ということではないのか。選ばれた阿部知事を中心としてみんなでいい長野県にしなければということ、それが大事だと思う。
 県議補選は、下伊那の事情があって、下伊那南部から候補者を出したい、これが私ら南部住民の意思であった。そのため、私の名前なども上がったのだが、気持ちとしては誰か南部から、これはいまでも変わらない。故佐藤県議の後継者として川久保君が出たので応援したが、残念ながら吉川候補に一位を譲った。地元から生え抜きを、という点でいえば、吉川候補に一日の長があった。吉川県議には、下伊那のためにがんばってほしい。
 そして泰阜村長選挙。これは、私が県議補選うんぬんということもあって、態度表明が遅れたため、新人が出るタイミングを失ったのかもしれない。私の後援者は、松島が出ても出なくても、新人は腰を切らなくては、という。現実に選挙をやる候補にとっては、無投票の方がいい、これが本音であるが。ともかく、無投票で5回目の当選をさせていただいた。今回は、もう少し頑張れという声が多く、中には、絶対出なければいかん、と何回も声をかけてくれた人もいた。その意味では、無投票の中でも、今回が一番安定した選挙であったように思う。選挙の安定とその後の村政の安定とは関係ないが、ここが苦しいところである。期待されても期待に応えられないのでは、という不安が大きい。また、長くやっているのでマンネリ化も怖い。今回の選挙でも改めて感じたが、村民は、直接選ぶという点で「村長」は、俺たちの仲間。しかし、職員は、違う、ということ。そこで、初登庁で職員に「私は、職員の代表でなく、村民に選ばれたリーダーである」という言い方をあえてした。つまり、村長と職員の会話は、単に組織の長と社員の話でなく、村民の代表であるものの声、という聞き方を職員はしなければいけない。このことをを職員にわからせないと、あれは村長が言っていること、俺はそうは考えない、といった職員が現れる。そんな職員が肩で風を切って歩くようになると、あれじゃ村長もだめだ、となる。そして、住民との信頼関係を失っていく。
 それにしてもリーダー受難の時代である。発言などぶれてこそ人間らしいと思うのだが、説明すればするほどぶれると言って批判される。かといって、鳩山さんのようにすばらしい理想をしゃべっていても、現実の政策が動かなければ政治とはいえない。しかし、一つの新たな政策を実行することがいかに大変か、だからこそ長い目でみてほしい、これが政治家のもっとも言いたいことではないのだろうか。私も16年間という時間を与えてくれた村民のみなさんのおかげで少しは村長という職にもなじんできたように思う。
 選挙は、終わったのでどうか長く冷静な見方をしてほしい、そして判断してほしいものだ。

05:44 午後 | 固定リンク

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