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2010.02.01

貴乃花親方理事に当選!これからどうなる?

 持ち票7票と言われた貴乃花親方が10票獲得し、理事に当選した。封建的な相撲協会に、一石を投じて、破門されても理事に立候補した親方が当選したことに心から敬意を表したい。無記名投票になったという選挙方法も追い風だったかもしれないが、何より、相撲協会がこのままではいけない、と考えていた関係者がいたということもわかってさわやかな気分になった。さて、これからどうなるのだろうか。過去の事例を参考にすれば、破門されたり、無理に理事になった人は、閑職に追いやられるということらしい。理事会では、たぶん、貴乃花は、孤立するだろうし、その主張は、取り上げられないと思う。名古屋の河村市長はじめ、住民から選ばれたトップでも、反対派が多数を占める議会を相手に悪戦苦闘している事例は事欠かない。住民から選ばれたトップでもそのような状況になるのだから、封建的な相撲協会の理事会は、大方想像できる。しかも、理事長が貴乃花の行動をかなり批判しており、貴乃花も思ったようなことはできないと思われる。
 私は、謀反は、成功してこそ価値があると思っているが、しかし、成功しなくても、自らが一石を投じなければならないときに、結果を顧みず行動するという情熱、若さも高く評価したい。そう考えれば、これは、一門から破門されても立候補したということで第一段階は成功。次に、当選できないと見られていた理事に当選したことで第二段階成功。あとは、理事会でどんな行動がとれるかどうか。
 財団法人でもある相撲協会だから、理事会は、当然公開されるべきだと思う。もしかしたら、いままでも公開されていたのかもしれない。ただ、どうせ大した議論もされない、と思ってきたので興味がなかっただけでもある。しかし、この騒動を機に、理事会議論が情報として流れ、貴乃花理事の発言がマスコミ等で報道されれば、いいのでは、と考える。もともと利権渦巻く相撲興行の歴史があり、それをすべて否定するつもりもないが、一方で、日本社会は、相撲も武道もその倫理性を大事にし、その徳育的効果を大事に育ててきた。だから相撲道という言い方もされる。柔道、剣道、弓道みんな競技でありながら、勝ち負けだけがすべてではない、その取り組みの中で、仁、義、礼、智、信といった人間としての修養を最高目標に掲げてきたと思う。その相撲道を青少年に広め、相撲を日本文化の原点として考えられるような地道な取り組みをしていく必要があると思う。私のような素人でもそう思う。それだけに、横綱朝青龍のような行動は、とても相撲道から外れていると思わざるをえない。貴乃花親方の意見は、聞いたこともないし、どう考えているか分からない。しかし、私の思うことと、そう違わないのではと考えている。他の親方、理事もそんなことはわかっている、というかもしれない。
 今、我々の社会で一番困るのは、わかっている、といって何もしない人たちではないだろうか。相撲協会もこれだけの問題を持ちながら、何ら変わっていくように見えない、ここに怒りを感じたのが貴乃花と思いたい。
 昨日、民法の報道番組をみていたら、相撲日本一を目指してがんばっている女子高校生二人が紹介されていた。そんな皆さんかた期待されて相撲協会になってほしいものだ。
 たぶん、閑職に追いやられ、力も発揮できないと思うが、世論が味方すれば、また違うのかもしれない。年功序列で、相撲が強くて年寄株を持った人でなければ幹部になれない組織、そんな封建的な組織でも、なんとかしたいという若き理事の誕生に拍手を送りながらこれからも応援したい。
 旧態依然とした泰阜村役場も相撲協会になっているのかもしれない。貴乃花理事のことより、わが足元を見つめなおさねばと思いながら・・・・。役場より、自分自身は、朝青龍を批判できるような人間だろうか、とも・・・。

04:03 午後 | 固定リンク

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