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2009.05.12

民主党小沢代表の辞任に思う

 国会議員の世襲が取りざたされるようになったが、問題は、小選挙区選挙制度だと思う。勝つか負けるか、つまり一番にならなければだめで、二番ではただの人になってしまう。これでは、よほどの決意があるか、ただの人になった時の受け皿がないと選挙に出られない。3人当選できるとなれば、その可能性にかける人はいるかも知れない。日本には、中選挙区があっているのではないだろうか。その小選挙区制度にこだわったのは、小沢一郎氏だと記憶している。二大政党制をいい、政権交代できそうなこの時に辞任であるから、無念のことであろうと思う。今回の辞任の引き金になった秘書の逮捕は、確かに、検察の狙いうちのような印象もある。しかし、検察が秘書を逮捕したという事実は消えない。本人にやましいところがあるのか、ないのか、という問題でなく、私も含め、普通の人は、悪いことをしない人を捕まえたりしない、と思っている。しかも、庶民では、見たこともないような大金をもらって、知らない、責任はない、ということでいいのか、これが庶民感情というものだろう。
 だから、辞めるなら無念であったろうが、逮捕されて続投会見をやったあの時に辞める会見にすべきであったと思う。私も人ごとのようにいうが、やめるタイミング、これは、ほんと難しい問題である。
 いま、国政を見ていると、政治の判断にもっとも影響しているのが世論調査の結果にようにみえる。これは設問の仕方、回答率から、必ずしも参考にすべき結果かどうか、疑った方がいいと思うが、数字が一人歩きしてしまう。そんなものに振り回されない方がいいと思う。ただし、問題は何か。世論調査で出る結果が、政治家の判断と違っているということが大問題ではないか、と思うのだがいかがでしょうか。
 つまり、庶民の感覚と政治家の意識にかい離があるということです。政治というのは、そういう世界で行われ、そこで政策が決められていく、ということです。世論調査、すなわち庶民の声というか意識とは、違う感覚の人が住む世界のように国民が感じていくことが危険だと思う。
 小沢代表も全国行脚をしたという。先の参議院選挙でもかなりがんばったようだが、野党の党首とはいえ、国民年金しかもらえず、痛い足を引きずりながら狭い耕地を耕す人の声までは、聞かないだろう。だから開き直れば、世論調査など気にせずやる、というのも小沢らしかったともいえる。
 でも、今回は、辞任すべきであったし、どうせならもっと早いか、選挙の前でどうだろうか。
 話は、変わるが、静岡県石川知事は、飛行場の立木のために辞任する。数年前、なんとかシンポで握手をさせてもらったので印象にあるが、たぶん、所有者に対する初期対応がまずかったと思う。まさか静岡県の大型プロジェクト完成前に、辞任するとは、思いもしなかったことだと思う。政治家は、常に、責任をどうとるか、大きな問題。
私ももうすぐ満15年になる。よくそんなに長く現職でいられたものだと思う。でも、明日はわからない。ただ、村人の意識から離れない気持ちを持って、判断したいものだ、と小沢代表辞任をみて思った。

11:56 午前 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック