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2008.04.30

道路財源諸税の暫定税率復活について

 4月28日の午後5時から45分間、西新宿一丁目で二回目の「地方の道路整備のために財源確保を」というチラシを配布した。この時間若者が多く、このチラシを受け取る人は、少なかったが、それでも手を伸ばし受取ってくれる人もいた。
 よく泰阜村長は、道路財源を守るような保守的な考え方でなく、暫定税率廃止、一般財源化賛成ではないのか、といわれる。世の中の体制に批判的な人間と思われているのだが、一応、鈍い判断力ながら、すべての問題は、自分の頭で考えて白黒つけるようにしている。この道路財源については、泰阜村で考えると「継続すべき」ということになる。
 なぜか。泰阜村の道路改良が遅れ、いまだ大型バスが通行できないこと、いまその改良が行われ、もう3年くらいで通行できる見通しがついたことなど、今まで何回も訴えてきた。
 つまり、道路財源諸税が制定され約50年。暫定税率で加算されて30年間。この間、泰阜村の村民で自動車等の所有者は、ずっと関連税を負担してきた。しかし、道路整備、道路改良は、人口の多い都市から始まり、我々地方の道路は、なかなか手がつかなかった。戦後泰阜の歴代村長は、選挙のたびに、道路整備だけを訴えてきた。そしてようやく、地方道路へも道路特定財源を臨時交付金として直入する方法が取られ、この10年ほど、道路整備がすすめられてきた。その地方でもさらに優先順位があり、国道が先で、県道はあと。県でも、通行量が多い県道から始められたので、泰阜のような過疎の山村は、ここ5年程前から本格的に始まった。
 あと3年ぐらいで修学旅行に行く子供たちも、泰阜村から大型バスにのって行けるようになるという期待が高まっていた矢先の暫定税率のストップである。日本の基礎的なインフラ整備である道路のために、我々山村住民もいままで税金を支払ってきたということ、いよいよ泰阜では、これからというときに、もう道路はいらない、無駄な道路をつくる必要ない、という声が高まっている。先に道路ができた地域の皆さんも、せめて山村の道路整備がある程度進むまで支援してくれていいのではないか、これこそ「思いやり」というものではないのか、と思う。それを訴えたい。
 今日、衆議院で再議決されると思う。もちろん、世論は、復活反対の方が多いだろう。当然であるが、誰かが負担しなければ、山村の道路は未改良のままである。もし、道路がいらない、と主張する人も、おそらく何らかの形で道路を使用していることと思う。その道路整備のお金は、我々山村住民もずっと負担してきて、それを先に活用したということを忘れないでほしい。だから、世論に反しても勇気をもって再議決してほしい。
 さらにいえば、今日は、租税特別措置法の復活。しかし、もう一本法律を通してもらわないと、地方の道路整備ができない。財源特例法で、10年道路整備を継続する法案で、来年から一般財源化する首相の方針と整合性がとれないという批判があるが、それはこれからよくつめてほしい。したがって、5月12日以降、なるべく早く再議決をしてほしい。2回再議決が必要だが、自信をもってやってほしい。
 総じて、私の私見を述べれば、あと5~10年で、地方のほんとうに必要な生活道路は、整備されると思う。その時は、特定財源でなく、一般財源としての新たな税金を考えるべきである。ただ、グローバルな時代に対応するため、空港も港湾も含めた整備を図るための財源とするなら、新たな法案で特定財源を継続すればいいであろう。
 また、使い道も国民に納得できるものにすることは、当たり前のことでいまさら触れる必要もない。天下りで、何千万円もの退職金を何回ももらうなど、とんでもない話。ただ、その話と道路改良は、わけて考えていただきたい。
泰阜村長として、衆議院議員各位に自信をもって再議決に臨んでほしいと伝えたい。

11:41 午前 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック